No.98 Calling
いよいよ夏本番といった感じで暑くなってきましたが、 こんな時期には爽やかな曲を聴きたいってことで、 21st Single c/wから「Calling」をpick up。
「風がそよぐ場所」に似た爽やかなイメージのイントロで始まり、 落ち着いたメロに力強いサビと、勢いに波のあるおもしろい構成の曲です。
歌詞の方は、初期の頃によく見られたメロディに合う言葉を うまく並べていくスタイルで書かれています。
この曲ではそのスタイルが特にはっきりと現れていて、 一番わかるのが下のサビで韻を踏んでいるところ。

1番のサビ「Calling」と「予定にないほうに」
2番のサビ「Hold on」と「満たされてるほど」「泣けるけど」

歌で「韻を踏む」とリズムよく気持ちよく聴こえる効果があるそうで、 ノリのいいヒップホップではよく使われている技(?)です。
これが他の言葉だったりすると、きっとしっくりこないんだろうんなぁと。
また力強いサビも韻を踏んでいるゆえか重くなく、 フレーズがスーッと流れていく感じで聴こえてくるのです。
その点で、曲の爽やかさを演出するためのパーツになってる気がしますし、 小松さんの技を見れる箇所ではないでしょうか。

ちなみに曲のタイトルを見ていると、B'zを思い出さずにはいられない自分(笑
同シングル2曲目にも「恋心」なんていうこれまた聞き覚えのあるタイトルで、 もしかしたら意図的につけられたのかもしれませんね。
(17th、19thでアレンジされていた徳永さんの影響かも?)