No.91 sun and moon
今回は23th Singleより「sun and moon」をpick up。
曲調としては、明るいミディアムテンポで、小松さんの曲の中では スタンダードと呼べそうな曲です。
ただ、同シングルのA面「I 〜誰か...」ともうひとつのc/w「カムフラージュ」が どちらも失恋だったり、別れの曲だったりとマイナスイメージが先行するので、 唯一この曲が明るい曲調と歌詞でずいぶんホッとさせられるんですよねぇ。
ベストで「なるべくオチは温かい情景を」なんて小松さんが言ってましたが、 まったくもってそれは正解だと感じさせられました(笑
さて、そんな曲の内容ですが、タイトルからも察しがつく通り、 歌詞全体を通して彼女が太陽、自分(彼)が月で表現されています。
月は太陽からの光を受けて、初めて地球から見て輝いて見えるわけで、 自分から光輝くことはできません。
その様を彼女に支えられている(太陽に照らされている)自分に置き換えて、 あぁなんて自分はこんなに満たされているんだろう!という うれしい気持ちが歌詞に綴られているわけです。
宇宙や天体がからむ歌詞は、小松さんの歌詞にはよく見かけますが、 特にこの曲の例え方はユニークで視点がおもしろいなぁと感じたところです。
また、この曲を知る上で外せないポイントが、サビのメロディがめちゃ高い点。 メロも全体的に高い気がしますが、特に一番最後のフレーズ「僕に降り注ぐよ」なんて、 一体小松さんどこから声が出てるんですか!?と聞きたくなるくらいに高いです(笑
(最高で真ん中のドから2オクターブ上の「レ」あたりまで出てます(汗))
これはカラオケで歌ったら大苦戦が予想されそうです。

ところで、小松さんの曲に出てくる彼氏というのは、 全体的に「君がいないとだめなんだ!だから君を守る!」なんて感じの人が多いなぁなんて、 この曲を聴いててふと思ったり。
「君さえいれば」なんてタイトルからしてそうですし。
「俺についてこいっ!」なんていう熱い彼氏が登場しないのは、 やはり小松さんという女性アーティストだからか、それとも小松さん自身、 前者のような彼氏と一緒にいたいと思っているからか?
う〜ん、ちょっと気になる(笑