8月も終わろうとしていますが、まだまだ暑さは残り夏まっさかり。
こんな時には爽やかな曲をということで、1st Albumよりこの曲をpick up。
辻尾有紗に提供した曲のセルフカバーで、
辻尾verはラテンっぽいアレンジになっていてテンポも少し速めで明るい印象の曲でした。
一方、小松verではピアノメインのアレンジでテンポも遅めの落ち着いた曲の雰囲気で、
爽やかな印象を受ける曲になっています。
歌詞の内容は、「今ではそれぞれ違う道を」や「でもあなたの夢についてはゆけなかった」というフレーズから、
夢を目指す彼と別れた、彼女の心境が描かれていることがわかります。
夢を目指すことを選んだ彼、それを許した自分を見て、
「歩き出した二人に同じだけ愛が見える」と言ったり、
「もっと側にもっと近く あなたを感じていたかった」と素直な気持ちが描かれていたりと、
主人公の中で気持ちの整理をつけていく過程が見えるところがおもしろく、
また切ないとも思いましたねぇ。
そんな気持ちの変化が読めたりするフレーズのほかにも、
前回pick upした「銀河」を彷彿とさせるような「夢のかけら集めて七色に輝かせて」のフレーズ、
「雲間にのぞいた 天使たちのはしご」なんていうかわいらしいフレーズもあったりと、
実に多彩でユーモラスなフレーズが並んでいるのも、初期の小松さんの曲らしくて興味深いところです。
この曲の場合、「彼氏が夢と彼女を天秤にかけて夢をとった」という内容になっていますが、
まったく逆の内容(「彼女が夢と彼を天秤にかけて夢をとった」)で7th Album「東京日和」があります。
視点が逆になっている点や、1stと7thの間で見える小松さんの曲調の変化などを感じれたりするので、
ついでにと並べて聴いてみるのもおもしろいかも?