No.89 銀河
夏はやっぱり星空でも眺めてロマンチックに・・・とふと思い、 今回は3rd Single c/wより「銀河」をpick up。
シングルのみの収録だったため、どちらかといえばあまり日の目を見ない曲ですが、 ファンの中ではお気に入りだという人も少なくなく、 関西のABCテレビ「ワイドABCDEーす」のEDにもなったことがありました。
ミディアムテンポで夏にはぴったりの爽やかな曲調で、 1st c/w「言葉にできない」と同様、小松さんの歌声にあまりエフェクトがかかっていなかったり、 また初期の小松さんの曲によく見られる宇宙がらみのスケールの大きい言葉が並んでいたりと、 聴いててまだまだ初々しい小松さんを感じる曲です。
歌詞は特にストーリー性のようなものはなく、 メロディにあう言葉が綺麗に並んでいるといった感じですが、 とにかく歌詞から思い浮かべる情景が綺麗だと思えてくるのがこの曲のおもしろいところ。
サビの「つかまえていて この銀河の海で 七色に輝くビーズ 散りばめたよう」というフレーズが まさにそう。
星空を散りばめられた七色のビーズに例える、という例え自体味があるなぁと感じるところですが、 想像してみるととても綺麗な情景が浮かんではこないでしょうか。
出だしの「静かに流れる雲 森のにおいが深くなる道」も青空の田舎道が思い浮かんでくるようで、 その爽やかな雰囲気から曲を聴いているだけで癒されそうです。

ちなみに自分は「町のふもとを発つバスの音さえ 空に近づいていく 幸福を運んで」のフレーズを見ていると、 なぜだか「私さがし」のPVのバス停を思い浮かべてしまいました(笑
こんな感じで1フレーズ1フレーズ情景を思い浮かべてながら、 思い思いの情景が広がるのを曲を楽しむのもまた一興ですし、 特にこの曲では試してもらいたいなぁと思うところです。