No.86 とどまることのない愛
CDを手にしてまずジャケットなり曲のタイトルなりを見ていると、 一瞬大人しい曲なのかなぁ?なんて思わされてしまうこの曲。
というのも、ジャケットがちょっとおしゃれに凝っていて、紙の質感が壁紙みたいにざらざらしてクラシックな感じだったり、 豹柄のテーブルクロスの上にコーヒーの入った2つのグラスがある写真が載せられてたりと (c/wの「glass」をイメージさせたものでしょう)、 この地点でやっぱり大人な曲なのかな?なんて思わされるわけです。
でも中身のほうはというと、「見つめて 見つめ返して ギュッと抱きしめて欲しい」とか、 インパクト大(?)の「もう止まらない 降り注ぐパワービーム」と 好きな気持ち押せ押せと言わんばかりのかわいい女の子の曲です。
メロの歌詞でこそ、彼と会えないことを悲しんでいる主人公の気持ちが描かれてはいますが、 それを払いぬぐわんばかりの気持ちがサビのメロディなり歌詞なり(特に「パワービーム」(笑))には あるように思いますねぇ。
あと口ずさんでみると、歌のリズムやメロディが独特だなぁとも感じたり。
小松節だと思うものの1つとして、小松さんのかわいい曲では1フレーズの末あたりの音を急にぐいっと上げることがよくあり、 やさしい声も手伝ってかとてもかわいい感じに聴こえます。
この曲も例外なく、例えば「降り注ぐパワービーム」の「ーム」あたり(これは聴いてもらわないとわかりませんが(汗)) でさっきの小松節をひしひしと感じますね。
あとBメロの最後の方の歌詞が途切れ途切れになるような歌いまわしもユニークだなぁと思ったり。 ただカラオケで歌うにはちょっと難しいかな?(特に2番Bメロの「ただ待つだけの生活には慣れたけど・・・」) と感じるところではありますが。

小松さんの曲中では実にスタンダードと呼べる曲ですので、 「小松節」をじっくりと味わいたい方、小松さんの「パワービーム」を受けてみたい方(笑) にはおすすめの1曲です。