「身振り手振りで身体を動かしながら歌ってみたい」と小松さんが セルフライナーでおっしゃってる通り、弾けた感じのメロディなりテンポが心地よい曲です。
「そんなに詮索しないで 何にもないから」という、 いきなり雲行きあやしいフレーズで始まるこの曲。
どうやら歌の主人公の彼が疑り深いやつ故、こんな展開になってるのですが（笑）、 たぶん寂しがり屋なんだろうなぁなんて、1番の最後のサビ 「電話のBellが今日も鳴り響く」を見てると思いますねぇ。
そんな危なっかしい彼（笑）を主人公はやっぱり放っておけないようで・・・。
2番のメロは、そんな彼をに対する主人公の考えが描かれていて、 「完璧な人間だとしたら たぶん 惹かれない」と思い、彼を見つめなおしています。
「理想は理想 あくまでも基準点」「足りてないところ 補い合ってゆこう」と 実に女の子らしいズバッとした考え方が歌詞に綴られていて、 かわいいメロディなんだけど少し「大人」なフレーズが乗っているという、 ちょっとアンバランスなところが小松さんらしくておもしろいなぁと感じますねぇ。
そんなちょっと「大人」な主人公ですが、やっぱり彼を愛さずにはいられないようで、 「何か隠していると勘ぐらせたのは 好き過ぎる気持ち 抑えてたから」との主人公のフレーズ！
う〜ん、実に甘い！甘いですなぁ（笑
それこそ曲が収録されている、ケーキがたくさん並んだ8thアルバムのジャケットを 思い出させてくれるようです。
まぁ甘さでは「とにかくあなたが大好き！」で押し通す「あなた色」には負けるかもしれませんが、 ちょっと「影」がある方が好きなんていう人にはこっちの方がおすすめかも？
