「すこしでも影の薄い曲に光をあてたい!」なんてpick upする曲を選んでいた管理人のきまぐれ故、
メジャー曲なのにずいぶん登場が遅くなってしまいました(笑
さてさて、そんなわけで今回pick upするこの曲ですが、
いわずもがな「名探偵コナン」のエンティングテーマになり、
ファンならずともアニメで聴いてそのとりこになった人は多いはず。
とにかく「願い事ひとつだけ〜♪」のフレーズがとてもキャッチーで、
メロディに歌詞が完全にはまっているといいますか、
聴いててものすごく耳に残って忘れられないんですよね。
当時この曲は、1stアルバムと同時に制作されていたらしく、
「空中に浮かんでいた音符をかき集めて一気に作り上げたような感じ。」
と気持ちを小松さんが語ったくらい多忙な中で生まれた曲なのだそうな。
そんな中で、あのフレーズが頭に思い浮かぶあたり、
さすが小松さん!なんていいたくなります(笑
歌の内容はというと、主人公が彼氏と別れ、
次の恋へ向かいたいのにまだ気持ちを引きずっている・・・といった感じでしょうか。
別れる前、「気の利いた言葉 探しても」や「出来るだけの笑顔で手をふれば」といったフレーズから、
彼女が必死でお互いをつなぎとめようとしていたのがわかります。
でも結局別れてしまったゆえ、サビのフレーズの通り「傷つけあった愛が始まらないように」と
もうあんな思いはしたくないと主人公は強く願ってるのでしょう。
最後の大サビ「愛はきっと傍にある・・・」では、次の恋への気持ちの踏ん切りをつけようと思ってる。
でも次の恋を見つけるまでの間、何かしらの支えが欲しい!という気持ちが主人公にはあるようで、
それが「次の旅立ちまでは地球と回りたい」というフレーズに続いて描かれているようです
(ただ、地球に支えになって欲しい!とはまたスケールのでかい話ですよね(笑))
とはいえ、やはり昔の恋を忘れられないのが小松さんの曲の主人公。
一番最後のフレーズ「記憶の中でいつも あなたと生きてたい」で
頭の片隅には彼の事を留めていたいよう・・・。
う〜ん、女心は繊細だなぁなんてつくづく思い知らされる曲ですな(爆
ちなみに、リミックスアルバム「WOUNDERFUL WORLD」では
伴奏がピアノメインでアレンジされています。
ドラムレスだからか原曲より落ち着いた感じで、
情景を思い浮かべて曲を深く知りたい!という点では、
また違った曲の楽しみ方ができるのではないでしょうか。
発売されてもう9年も経とうかとしているこの曲ですが、
ベストアルバムを通してみても「小松節の中の小松節」を感じさせる曲で、
未だに聴く人を「ぐっ!」と引き寄せるのが人気の秘密なのでしょうね。