26thまでのシングルが収録されたベストアルバムがリリースされますね!
今回は26曲+新曲をぶっとおしで聴こうとたくらんでいる方
(少なくとも俺は聴く!(笑))に少しでも参考になればと思い、
今までpick upしてなかったシングル曲としてこの曲を見てみようかと思います(笑
曲の内容は、タイトルからもある程度予想できる通り「失恋」ソングで、
曲の主人公が失恋して次の新しい恋を手に入れるべく、気持ちの踏ん切りをつけようと
する様が歌詞に描かれています。
とても疾走感があり、たんたんとメロディが流れていくあたり、
曲全体としてクールであまり感情を表に出していない感じがしますね。
その点で、
恋愛の気持ちだったりがメロディに十二分に出てくる小松さんの曲の中では
めずらしい雰囲気の曲で、ヘンな言い方すれば「らしくない」曲と
言えるんじゃないでしょうか。
「らしくない」といえば、PVもちょっと他のPVとはテイストが違います。
「日常感が出ていたり、クール、シックなイメージ」というのが
小松さんのPVでよく見られるPVの構図なのですが、
このPVの場合「幾何学的」というか「近未来的」というか、
とってもデジタルな雰囲気で、他のPVのイメージとはどこかシンクロしない
ところがあります。
ただ、中間奏の「ウタガイ知らない子供のような君と〜」のフレーズや、
「さよならの決め手なんて」のところで強いエコーがかかっていたり、
「さよなら」を重ねてコーラスしているところは、
主人公の気持ちがにじみ出てきているようで、この辺はいつもの小松節といいますか、
小松さんらしいなぁなんて感じさせてくれるところではありますが・・・。
「らしくない曲」ですが、やっぱりそれは小松さんの作る曲に対する
新しい試みがされているからこそであって、
リリース当時、小松さんがユーロミュージックを取り入れてみようとしたり
(この辺の試みは次シングルの「Love gone」や愛内里菜に提供した
「Her Lament〜誰にも聞こえない彼女の叫び〜」にも色濃く出ています)、
PVにも小松さんが出てくるシーンが増えてきたのはこの頃からだった気がします。
ベストアルバムでこの曲を聴くときには、この辺の「らしくない」ところを
押さえておくと、曲の魅力だったり、小松さんの曲の歴史みたいなものを
感じられるかもしれません。
ちなみに、発売された当時、「あなたがいるから」「Love gone」と並び、
恋愛三部作としてリリースされたこの曲。
これら3曲が収められた4th Album「A thousand feelings」のキャッチコピー
(「過去の恋、現在の恋、未来の恋がここにあります。」)があったのですが、
よくよく考えれば「過去の恋」=「Love gone」、「現在の恋」=「あなたがいるから」、
「未来の恋」=「君の瞳には映らない」を指しているのだと、
今になって気づきました(汗