No.62 じゃあね それじゃあね
今回は7th albumより、タイトルが印象的なこの曲をPick Up。
イントロからピアノとバイオリンの悲しげなメロディ、 おまけに1番はドラムレスなので、曲全体としてはかなりシリアスな雰囲気。
歌詞の内容としては、主人公が彼と別れ、 一緒に住んでいた家から出て行く時の心情が綴られています。
その別れというのも、「待ってるあの子が きっと戻してくれるわ」というフレーズから、 どうやら彼に新しく恋人ができたのが理由のよう。
「いつからだろう こんな強がりばかり言うのは」というフレーズがありますが、 そう強がることで寂しい気持ちをまぎらわしている感じ。
でも彼も眠ったフリしてるあたり、正直とても寂しいんでしょうね、きっと。
とはいえ、男が「寂しい」なんてプライドがそう簡単に口にさせないでしょうし、 別れに至ったまでの経緯こそわかりませんが、情景として男から振った感じもするあたり何も言えないのでしょう。
なんだか主人公・彼氏でお互い強がってしまっているように見えますが、 それも最後のフレーズ「まだこんなに君を愛しているのに...」にある通り、 全然未練があるからなのでしょうね。
いやはや、別れ際の心のもどかしさがひしひしと伝わってくる歌詞の展開ですなぁ。
あと最後のサビは、歌詞が強気だった1番と比べ、寂しい気持ちがあふれんばかりに綴られていて、 そこに池田さんのピアノが最高潮に盛り上がるから素敵すぎ。
やっぱり、小松さんにはピアノだなぁなんて再確認させられました。
(2008/12/11)