春の21th「涙キラリ飛ばせ」、夏の22th「砂のしろ」に続く、季節もの4部作で
秋の感じを十二分に出してるこの曲。
聴いてみると、とにかく悲しい!の一言(苦笑
いつもの小松さんなら、失恋の曲でも、自分と相手がしっかり曲に描かれてましたが、
今回は、いない人に向かっての後悔を歌っています。
最初から最後まで、「自分が 何者かも知らずに」「響く鼓動も ムダに思える」
「誰か ここに居る意味を教えて」といった自暴自棄的な言葉がならび、
自分をどんどん追い詰めています。
唯一、2番のサビで「希望」といった言葉が出てきますが、それも別れたの人の言葉だったりと、
ぶつけようのない主人公の気持ちがとても表れていますね。
自分を責め続けるばかりの歌詞の内容ですが、
それでも自分は自分として生きたいという希望を小松さんは唯一、
タイトルの「I」にこめたのだそうです。
ただ、後から「〜誰か...」がくっついてきたあたり、希望をもちつつも、
「誰か助けて」というSOS的な意味が強くなったような気がしますね。
ところで今、自分はリピート再生しながらこの文を書いてるんですが、
聴いてて胸に何かがどんどん刺さっていくようです(笑
同シングル中には、c/wとして2曲入ってますが、あとの曲になるにつれて、
どんどん明るい内容となっていて、どこかストーリー性も感じれるものとなってるので、
「I 〜誰か...」のシングルを聴く際は、ぜひ3曲通して聴くことをおすすめしておきたいですね。