今回は20th Single「翼はなくても」をPick Up。
この曲は、よく小松さんの曲にある恋愛をテーマにしたものというよりは、
小松さん自身の人生観、メッセージ的な意味が大きい曲で、メロディも
それにあわせたようにおおらかに、優しい感じのするものとなってます。
あとシングル曲のアレンジに古井さんが久しぶりに担当されているというのも、
注目しておきたいところです。
小松さんは「色のない空を見上げている姿」をイメージして作っていったそうで、
空高いところにあるような夢や目標に向かう姿を歌詞にしていったのだそうです。
「翼がないのは君も僕らも同じで、そんな風に悩みながらも飛躍するために
飛び出してみた、そこで生きる使命を果たせるような気がする」という小松さんのコメントにも
あるように、「君」も「僕ら」も、いた場所は同じだったはずなのに、「君」が飛躍しようと
がんばって飛び立った姿を見ていると、「僕ら」は一体ここで何を迷っているんだろう?
今こそ飛び立たなければ、そんなことを考えて、
色のない空を「僕ら」は見上げては飛躍する自分を夢見ているわけです。
そういった意味では、小松さん自身への叱咤激励の意味も含まれているんだとか。
翼を持ってる(才能がある)人だけが自由な世界ではなく、
翼を持っていない人もがんばればきっといつか幸せをつかみとれる、
そんな意味もタイトルの「翼はなくても」には込められているようです。
小松さんは、冬に向かう季節にじっくり聞いてもらう一曲にしたかったそうですが、
春になり新しい環境でがんばろうとする人には、これ以上にない応援歌になるかもしれませんね。