No.49 静けさの後
今回は2nd Albumより「静けさの後」をPick Up。
この曲のおもしろいところは、なんといっても歌詞。
前回のPick Upでも、会話調になってるというところがポイントといいましたが、 この曲の場合、さらにと~っても強気な言葉が多いというのも見どころ。
恋人同士の心境がメインのはずなんですが、 「もうやめて 騙されたふりしてあげただけ」「この次は 首をへし折ってやる 覚えとけ」 と、すさまじい言葉が行き来しております(笑
ただ2人とも表では強気だけど、裏では「どうしても 泣きたい時は泣けばいいんだよ」なんていう 言葉もあるとおり、お互い恥ずかし優しい(?)なんて心境も表現されています。
歌詞に関しては、感情的な部分の他にも、「二度目のミスよ 樹海なら死んでる」 といった「十回」と「樹海」を掛けあわせてるといった遊びのようなものもあるので、 この辺は歌詞カード読んでるだけでもおもしろいところです。
メロディは、バックサウンドはエレキにドラムとかなり強気な 伴奏ですが、小松さんのメインのコーラスラインはそんなに激しくないので、 メロディが強気な伴奏に背中押してもらってるといったイメージで聞いてみると、 もっと2人の心境の変化がわかりやすくなるかもしれませんね。
「静けさ」というタイトルとは裏腹に、いろんな意味で、押しのある一曲です。
(2005/3/16)