今回は3rd Albumから「sickness」をPick Up。
3rd Albumは優しい感じの曲が多いんですが、この曲は違います。
歌の内容は、主人公が彼氏にアタックをかけてるところがメイン。
だからでしょうか、サウンドの方はイントロからロック調で、
最後までほとんど力強いドラムとエレキギターがメインで、
歌詞も「私に出来る全てをいま見せるから」「週末はビシッと決めてみせるわ」
といった会話調になっていて、これまた強い言葉が並びます。
2nd Albumの「静けさの後」や6th Albumの「明日をまてずに」も同じような曲調、
会話調の歌詞で独特の雰囲気がありますが、それらよりもインパクトを感じてしまうのは、
やはりそのバックサウンドと、歌詞がものすごくポジティブに聞こえてしまう点でしょうね。
そんなバックサウンドのように強い、ポジティブな気持ちで、
歌の主人公は彼氏にアタックをかけつづけるのですが、これがなかなかうまくいきません。
そのせいか、最後のサビへの中間奏だけドラムレスになり、
歌詞も「暮れなずむ茜空に せつなさ誘い込まれ 口笛で紛らわした 明日も晴れるかな」と
ちょっともの悲しい雰囲気になって、思いふけて考え込んでるところがあるんですが、
この辺のサウンドも歌詞も終始ポジティブで通さない、
ちょっと気持ちの裏側みたいなものを忍ばせてあるのが、この曲のおもしろいところであり、
小松さんの曲らしさみたいなものを感じれるところです。
最後は明るく力強い感じでフェードアウトしていくのですが、
これが結構長い(約1分)んです(笑
これだけ長いと彼女のアタックはまだまだ続くんだろうか?なんて思ってしまいますね(笑
こんな風に、いろんなイメージのわく、ポジティブな曲なので、
ちょっと気持ちが暗くなってるときにはおすすめの一曲です。