今回は今ではちょっと懐かしい1st Single c/wの「言葉にできない」をPick Up。
トラック1の「謎」がかなり疾走感がある分、この曲はカントリー調な感じで
とてもやさしく聞こえてきます。
歌詞の内容としては、明るい曲調なんですが実は失恋の曲で、今別れようとする自分達の
気持ちを言い表せないもどかしさというものが曲のメインになってます。
また、この曲ではあまり小松さんの声にエフェクトがかかってないようで、
特に最後のサビの「涙を乾かそう」のような声の強い張りぐあいなんて、
最近では聞かなくなりましたからね。
独特の歌声をもつとよく言われる、デビュー頃の小松さんの声を聞いてみたいなんていう方は必聴。
(ついでに言っておくと、2nd Album「Deep Emotion」もあまりエフェクトがかかっていません)
あと個人的には「言葉にできない」と聞くと、小田和正さんの方(あの生命保険のCMに流れてる曲です)
を挙げずにはいられません(笑
あの有名な「ラ〜ラ〜ラ〜♪」という部分は、それこそ言葉にできないからラララとしか
言えない(歌えない)という意味が込められてるようなのですが、
小松さんの「言葉にできない」も例外なく歌詞中の「ルルル」は同じような意味だと思われます。
2曲とも同じ失恋の曲、タイトルなんですが、
やっぱり小田さんの方が大人の雰囲気、小松さんの方は若々しいといった感じなので、
聞きくらべてみるのもおもしろいかもしれませんね。
こうして見ていってみると、実におもしろ味の多い曲です。
やはり懐かしさを感じずにはいられない、メロディやバックサウンドだったりするんですが、
最近小松さんを聞きはじめたなんていう方には、逆に新鮮な1曲になること間違いなしです。