2003年最後にPick Upするのは6th Albumより「大空へ」。
アルバムに入っているセルフカバー3曲のうちの一曲で、
FIELD OF VIEWに提供されていたもの。
アレンジャーは岡本さんで、バックでのさりげないエレキ、そして
バックコーラスを担当されました。特にバックコーラスは、
岡本さんの暖かいコーラスと合唱風に仕上がったところが
小松さんお気に入りだそうで、曲のいいアクセントになってます。
曲の内容としては、一つの人生観(もちろん小松さんの考える人生観)について
歌っています。
「宇宙」とか「空」といった言葉は、よく小松さんの曲に出てくるのですが、
それは小松さん自身が人生をスケールが大きいものとしてとらえているからなのでしょう。
小松さんがこの曲について「普遍的なテーマだったのかもしれませんけど、
当時と同じことを考えている自分に驚いてしまいました」とおっしゃってました。
最近の曲でその考えというものを見るには9th Single「風がそよぐ場所」、20th Single
「翼はなくても」も同様のテーマで人生観を語ってるといっていいでしょう。
3曲を並べて聞くと、小松さんの人生観というものがわかってくる、イメージすることが
できて、また新たな曲の楽しみ方が生まれるかもしれません。
今挙げた曲も含めて、自身の中で気持ちを前向きにしていってる、
という心情がよく伝わってくる曲なので、ちょっと気分がさえない時におすすめの曲です。