クリスマスが近くなってきていよいよ冬を感じる今日この頃に、
この曲はかかせないということでPick Up。
曲を聞くと、まず暗い、悲しい曲だなぁと思うんですが、
出だしがサビという点で力強さを感じます。
そんな出だしで始まるこの曲なんですが、歌詞を見ていくと、
「僕」「君」といった相手を指す言葉があちこちに見られて、
一体この曲の主人公は男の人?女の人?なんて考えてしまいます。
歌詞の流れから考えてみると...
メロ: 女の人
サビ(「未来へ走るよ」まで): 女の人
サビ(↑以降): 男の人
だいたいこんなところでしょう。
気になるのは「さよならのかけら」という言葉。
「さよならのかけら」というのは2人の別れるきっかけのことで、
それを「蹴飛ばして 負けないように 未来へ走るよ」という歌詞から、
恋に見切りをつけようとしているのがわかります。
なぜそうなったかは、1番の「もう会えないと 笑えないジョーク」、
2番「今日見かけたよ さり気なくカバン持ってた ねぇ 好みも趣味も もうあの子の匂い」
といった歌詞から推測してみてくださいな。
そんな言動があったからこそ、彼はサビの最後で「なぜ君はゆくの」という
彼女を引き止める言葉が「ひずんで」しまうんです。
そんな彼だったとしても、
「あの子と友達になるわ 会えなくならず済むのなら
ドアの外で 凍えそうで 何も感じなくして」
とここまで思う彼女の気持ち。
この辺りの曲の情景の描き方がいかにも小松さんらしくて、同感してしまうのです。
そんな小松ワールドあふれるこの曲(笑)、冬の間にじっくり聞きたい一曲です。