今回も「lyrics」より「My destination」をPick Up。
8th「最短距離で」のc/wとして収録されていて、
「最短距離で」は軽快なリズムで明るい曲なんですが、
この曲はちょっと大人っぽい感じだったのでギャップに驚きながら、
そのクールな世界に惹かれてしまいました。
まず、聞いてて印象に残るのはそのイントロ。
いきなり「ド〜ン」とくるので、中には「何だ!?何だ!?」と驚かれた方がいるでしょうね、きっと。
(少なからず、自分は驚いてました(笑))
このインパクトがある音は少なからず意味があると思うのですが、
それはまた後でとりあげることにしまして、
次に聞きどころなのがメロからサビへ移るとき。
メロ→サビ→メロ→サビ→・・・と、終始曲はたんたんと進んでいくのですが、
そのメロからサビの入りが自然すぎる、というかわからないほど
メロとサビに一体感があるんですよね。
だから最後まですっと心地よく聞けてしまうのです。
歌詞も見ていくと、まず1番のサビの「悲しいほど綺麗な空に 涙は似合わないから」で
歌の情景が見えてきます。
「片道切符で 辿り着ける所にいこう」、小松さんの生活の中で電車がよく使われているからなのか、
よく小松さんの歌詞の中には鉄道に関する言葉がよくでてきます。
実はこの鉄道が曲にからんできているところがポイントで、
タイトルも「My destination」=「私の行き先(目的地)」、
目的地というのは歌詞が女性から男性への気持ちが一方的な気がするので、
おそらく恋人同士になったときだと思います。
その目的地まで道のりを2人は列車に乗ってると例えているんじゃないでしょうか?
すると最初のイントロの「ド〜ン」も実は電車の出発する時の出発音にも聞こえてくるのです。
最後のサビで、主人公(女性)の気持ちの結論のようなものがあるのですが、
曲の最後がフェードアウトで終わっているのを考えると、
この恋の目的地はまだまだ先なんだろうなぁって。
なんだか今回はかなり歌詞を深く見ていきましたが(笑)、
それだけその世界観に惹かれる曲であることには間違いありません。