No.27 君さえいれば
今回も6thより「君さえいれば」をPick Up。
DEENのセルフカバーで男性視点の曲なんですが、 6thセルフカバー3曲の中では一番おとなしい曲のような気がして。
「大空へ」はもともとサビが力強いし、「渇いた叫び」は大賀さんが歌っているし(笑)、 その点この曲はというと、大賀さんのギターをバックサウンドにからめて、 そこに小松さんのくせのない優しい声が加わってるからでしょうね、きっと。
歌詞を見てみると、いくつか気になる詩がいくつか。
まずサビの「大地の水は 透き通る花を咲かせる糧」なんですが、 花は主人公の彼女をさしていて、透き通る=綺麗な、とすれば 大地の水は愛と受け取ることもでき、 「愛は君が綺麗なっていく糧」と意味とれるんじゃないんでしょうか?
この曲は小松さんの理想の男性像を描いた曲なんだそうですが、 その辺もこの歌詞をみればその男性像が浮かんできそうです。
あとこの曲(っていうか小松さんの曲において)、一番謎な歌詞が、 メロの「四次元の会話にも馴れて」という詩。
「四次元」という言葉の意味の捉え方自体で(そもそも四次元がよくわからんので(笑))、 かなりメロの雰囲気が変わってきそうです。
こうしてこの曲をみていくと、小松さんデビュー頃の雰囲気を漂わせているメロディと歌詞で ある意味小松さんのスタンダード(これが小松節)な曲ということがわかります。
小松さんとしては曲に対するイメージは、今回のものの方が近いということなんだそうですが、 やはりとことん聞きたければ、DEENの方も必聴だと思いますね。