No.21 君がいない夏
夏も終わりに近づく今日この頃。
こんな時期にぴったりの曲「君がいない夏」を今回はPick Up。
夏の曲、と言った方が正しいと思うのですが、 その落ち着いたメロディと伴奏は、なんとなく夏の終わりを想像してしまいます。
DEENに提供された曲だけあって、歌の主人公も男性であり、どこか力強い雰囲気を 出しております。
詩を見てみると、主人公が失恋した昔の夏の思い出を忘れよう、でも夏が来ると 思い出してしまう、なんていう心の葛藤みたいなものも含んでる感じがします。
サビの「もう戻れない時を小さく祈っている」というのは、 よくよく考えてみると「もう戻れないこと」と言った方が意味が通じやすいような気もしますが 2番を見てみると「もう戻らない」となってるので、 おそらくここは歌詞とメロディのイメージのバランスからきている歌詞だろうと思います。
素直に意味をとってみると「もう思い出すことが無いように」といったところでしょうか。
でもこの後の「小さく」というのを見ると、まだどこか未練を残している感じがしますね。
「男らしく踏ん切りつけようぜ!」なんて言ってしまいそうですが、 ここはナイーブな主人公だと思ってそっとしておきましょう(笑
回想の多い曲ですが、十二分に夏を感じることのできる一曲ではないでしょうか。
ちなみにDEENの歌った方がコナンのエンディング曲になったこの曲。
実はDEENと小松さんが歌ったものとでは、サビのメロディが少し違い、 個人的にはここでDEENと小松さんの違いが出てるような気がします。
お暇とあらば、ぜひお探しあれ。