No.16 As
3rd Albumの中で結構人気のある「As」を今回はPick Up。
ピアノ、ドラム、ギターの王道的なバックサウンドで、どことなく デビュー時の小松さんの曲の感じがします。
詩を見ていくと、1番と2番では少し詩の意味が違っています。
1番から見ていくと「自分の生き方 変えてみたくて」「堅い大地を手で止めた」 といったところから、主人公は人生の壁にぶちあたったんだと思いますが、 「戻せぬ時間を・・・そこにはなかった」とあるように、そんな壁にあたって 苦しむことも人生の中では一瞬の出来事のようなもので限界だとは思えないといった 感じでしょうか。
2番は、小松さんお得意(w)の愛について詩が書かれています。
「綺麗な服や宝石は意味のない物だから・・・」、純粋にという意味が込められており この点に関しては、18th single「ふたりの願い」にも通じるものがあるような気がします。
ここまで1番と2番を見てみると、1番は自分を見て、2番は自分と好きな人を見て、と 客観的な点は変わりませんが、少しずつ自分の人生を広い目で見ていっているというのが 印象的でした。
小松さん独特の哲学感というのがとても感じられる曲であり、 最後の歌詞「この一瞬がただ君と出逢うためだったなら」、 この人生はただ君と出逢うためにある、と自分を悟るような言葉から この曲の大きさを感じられずにはいれません。
人気の秘密もこのあたりにあるようです。