今回は24thシングルより「すぐ恋なんて出来る」をpick up。
タイトルを見て、思わず「んなわけねぇ!」とツッコミを入れたのは自分だけでしょうか?(笑
そんなある意味思いきりのいいタイトルがついているこの曲。
ロック調の伴奏が印象的で、同シングル内でアレンジャーが全員違ったりするせいか、
これまでに無い雰囲気だなぁと思えてくるアレンジになっています。
また、歌詞カードを見れば一目瞭然ですが、
メロの歌詞が極端に短く、途切れ途切れなフレーズになっているのが目にとまります。
これは小松さんがロック調のアレンジ・ノリに合わせた結果なのだそう。
(合わせた理由はおいおい歌詞を見ていけばわかってきます。)
歌詞をざっと眺めてイメージしたのは、
好きな人の前ではつい強がってしまう女の子が思い浮かびましたね。
(タイトルからして、すでに強がってる感がしなくもないですが・・・)
たぶん、いやきっとツンデレに違いない(笑)、そんな女の子が歌の主人公。
好きな人の前でなかなか素直になれず、
気づいたときには好きな人に彼女ができたりして、
その時にやっと気づく自分の本当の気持ち。
でも素直になれないのはその胸の奥に、
彼と付き合う前と後の不安の中で行ったり来たりしているから・・・。
といった、ちょっと複雑な心模様が歌詞には描かれているよう。
でもそんな葛藤の中のうっぷんを晴らしたい!吐き出したい!
ロック調のアレンジにはそんな意味がこめられているようです。
JGMのインタビューで小松さんが「作曲していたときの気分がロック」「私なりのロックを表現してみたい」とおっしゃってましたが、
ここまで小松さんがロックを意識したと言った作品もこの曲ぐらいじゃないでしょうか?
でも、ロックだからとどんなに明るいメロディであっても、しっかり哀愁を漂わせているあたり、
あぁ小松さんらしいロックだなぁとしみじみ思いました。
おまけ 〜メモしておきたい歌詞の意味〜
「メランコリック」
→物思いに沈むさま。憂鬱であるさま。